ちょっとフリースタイルの話
UTYJで
適当にカッコいい曲で適当にカッコいいプレーを続けてのフリースタイルだけは勘弁。構成ねって何回やってもおんなじ内容でできる程度には内容練ってから来てください。
って話があったけど・・・じゃあどんなフリーならいいの?
と言う話。あくまでyama@18的意見
きっとそんなん分かってるよ!って人もいるしなんとなく分かってた、って人ももちろんいると思うけどまあ、改めて読み直すことでちょっと具体的に考えられるんじゃないかな?という意味で文章にまとめたんで、興味あったら読んでみて。
適当にカッコいい曲で適当にカッコいいフリー
これじゃあオナニーショーです。見てる人はおもろくありません。
エンターテイメントの本質とは?「人に見たこと無いことを見せるもんだ!」と思います。
その中でエンターテイメントの要素には大きく分けて2つあると思います。
1.調和 による美しさ。
2.驚き (期待を裏切られたことによる驚きとそのカタルシス)
調和
ハッピーエンドで終わる映画、何度もやりこんでノーミスでクリアするアクションゲーム、絵画写真なんかの調和の取れた美しさ。
驚き
推理小説などのどんでん返しで終わる物語、手品などのありえないこと予想に反したことに対する驚き、前衛芸術?
絵画や写真のように静止してるわけではなく、映画なんかの流れのあるエンターテイメントの中でよく言われる
起承転結と言うのはこの調和と驚きの組み合わせとも考えられます。
起:調和 or 驚き
承:調和
転:驚き
結:調和 or 驚き
つまり・・
調和だけだと・・・・・・・つまらない、飽きる
驚きだけだと・・・・・・・・くどい、わけわからん
と言う印象を与えてしまいます。
ヨーヨーで言うところの調和と驚きのよい例と悪い例
調和のよい例
流れるような(きれいな)とどこうりのない技の繋ぎ、当たり前だけどきれい、みいくんのよく書いてる曲にあった動き歌詞にあったパフォーマンスとかもこの一つ?。
調和の悪い例
きれいでもずっと同じ事を続ける、きれいなだけのプレーを何度でも繰り返す。(飽きる)定番になって見飽きた内容(ブレイクストリングのフィニッシュ、シングルのハンガーフィニッシュも最近この系統?)。
調和があってもパクリだと明らかに分かるパクリ。(2番煎じ)
驚きのよい例
はまったネタ(受ける)、受けの取れるパフォーマンス、どんでん返し(誰が見てもこの技につなぐだろう・・・と見せて全然別の技に行く)、1発大技、つかみに語りを入れるとか・・・曲にあわせて動くだけがフリースタイルじゃない(デニスマックブライドの奥さんは自分で歌ってプレーするそうです)。パクリだけどちゃんと消化されてる
驚きの悪い例
明らかに外したネタ、難しい技だけを続ける(だんだん見るほうが慣れてくるので驚きが減ってくる。上級者間だとこの敷居が高いかも)、見当はずれ過ぎなパフォーマンス(いきなりズボン下ろしたりすると面白いけど頭弱い子みたいだ)、内輪受け、ミス(もこの部類か?)。
パクリの話
野人フリーは2000年大阪JCSの島ちゃんのパクリっぽいけど完全に昇華されてる(超えている)。
ぱくりと参考にするの違いは、パクリは永遠に元を超えられないけど、参考にして消化(昇華)すれば元を超えることもできる。パロディーとオリジナルの違い?
まあ初めて見せる相手で元ネタを知らない人ならパクリもOKだと思うけど・・・
ちょっと毛色を変えて映画の流れと構成の話
なんかの本の受け売りですが、ハリウッドで当たるって言う映画は起承転結が完全にタイムテーブルに乗っかって完成してます。ターミネーター2とタイタニックっておんなじキャメロン監督だけど、タイムテーブルを書くと・・・
・始まり
・最初の事件
・出会い
・ちょっとしたトラブル
・お互いの理解、お互いを意識
・友情or愛の芽生え
・ちょっとした事件
・友情or愛情再確認
・大事件(クライマックス)
・死ぬ
・エピローグ
・エンディング
と、言う流れがありストップウォッチで時間計ると、何分単位で起こる事件の波がおんなじだそうです(計ったこと無いから分からんけど)。

大体映画は4つぐらいの山があります。60分目位でいったん落ちることに注目。
’こないだ6dを見たけどこれは見事に盛り上がり続けてて息はつけないんだけど・・・おもんなかったです。絶対つまんなくないテーマと話しだし、盛り上がりまくった話なんだけど、常に40以上のところを突っ走ってぜんぜん落とすとこがなかったのが痛かったと思う。)
ここで映画にかんしての話を続けると、ターミネータ2のエンディングって憶えてます?
シュワちゃんが溶鉱炉にはまっていくシーンを思い浮かべませんでした?
実はそのあと高速道路の路面なんかが映ってサラコナーのモノローグがあって運命は変わり始めた・・・とか言って終わるんですよ。
じゃあなんでシュワちゃんの溶鉱炉ダイブシーンで絶好調に盛り上がってるのにそこで終わらんの?と思われるかもしれませんが、これだと観客が帰られないらしいんですよ。この盛り上がりに盛り上がったあとに、いきなりエンドクレジット流れて帰れって言われても・・・なんか冷ます段階が必要なんですね。盛り上がりを冷まして帰れと・・・でないと帰れんと・・感情90ぐらいで終わられても観客は戸惑ってしまいます。今のはなんだったんだ?って
まあこれは2時間にも及ぶ映画の例なので3分のパフォーマンスには当てはまらないと思いますが・・・
ちょっと話が横道にそれたけど、受けるパターンってのは結構限られてて如何にそれを崩さずに面白くしようと言うのが監督ヨーヨーの場合はプレーヤーの力量なんですね。
じゃあ終わり方は?
パフォーマンスの場合、そこで終わらず、パフォーマンスを続けるんなら、盛り上がったままでもいいし?・・・
まあ大会とかで盛り上がりまくって終わっちゃったら、ジャッジも盛り上がったままで、次の人のポイントも高くなっちゃうかもしれないですね?(3分と言う短い時間のパフォーマンスでは必要ないかもしれないけど・・短すぎるし)
キャッチで閉めると言うヨーヨーの性質上ある程度まとめて終わる方が、いいんじゃないかと俺的には思いますが考えは人それぞれ。
ちなみに、読み始めたら止まらないといわれるシドニイシェルダンの小説が止まらないというのはこの盛り上がりに盛り上がったトコで次の章に入るからここでやめようとしても冷まされるとこまで読み続けるしかないと言う心理を上手く使ってます。
タイムテーブルを創ろう!

3分でまとめる性質上山を3つにしてみました。この辺は力量で増やせると思いますが、一般に大会レベルでのフリーの感情曲線はこんな感じだと思います。この場映画で10分かけて上げた感情を最初の10秒であげないといけません。つかみを外すと後の盛り上がりが維持できません。ちなみにUTYJでの野人の最初の山は30秒〜45秒目ぐらいだったと思います。問題は山の数で、タイムテーブルはあんまり意識しないでください。
ちょっと別の例

これ、マイナスから始まってますが・・・ストリートパフォーマンスってはじめる前につかみがありますよね。この段階で観客の感情をつかんどけば、最初のつかみに失敗しても感情レベルは結構高いところからはじめられて有利です。これもテクニックなのでマイナス時点のつかみが寒かったら、感情がマイナスポイントからはじめなければならないかもしれません(笑)
もちろんオレは見せ場があるから山は4つでも5つでも作れるワイ!!という人はレベルの高い状態を維持し続けることが出来有利だと思います。ただ、前にも述べたとおりある程度落とさないと観客からはげっぷが出てくるかもしれません。
「人に見たこと無いことを見せるもんだ!」
最初にエンターテイメントとは、「人に見たこと無いことを見せるもんだ!」と書きました。これが最初にカテゴリ分けした”驚き”だと思ってください。
じゃあ見たこと無いことってなに?また映画の話になりますが・・・しつこい、ゴジラって何の映画だと思います?ぶっちゃけ「ゴジラが出てきて建物壊しまくる」だと思います。ジュラシックパークは?「恐竜が出てきて走り回る」とかそれぞれなんかしかテーマがあってそれが見せ場になってきます。これらのテーマが見たこと無いもんであり、見せ場につながります。
見せ場になるポイントを明確にしよう
ちょっと前まで、野人のフリースタイルはサブマリン中心の結構強引な内容でした。おれ的には野人のフリースタイルは3分間で何回サブマリンするか?というところが見せ場で、別にサブマリンだけでも十分満足できてました。(いい意味で)
詳細は別のコラムで述べたいと思いますが、自分を発揮できる必殺技=見せ場がプレーを非常に引き立たせると思います。
こいつだったらこれ!って言う必殺技を準備しとけば、「俺にしか出来ない見せ場」があれば、見る人もどこを見ればいいのかはっきりしていいんじゃないでしょうか?アメリカの大会で見せ場の前に観客に拍手させたりして注目を集めるパフォーマンスがありますが、これも一つの手段です。
必殺技があってそこに見せ場を作るのは当然で、それを如何にして山場として見せるか?も重要な課題です。
まとめ?
長々と書いてきて、何度も書くけど
調和と驚きを上手く使って、「起承転結」を意識した構成を考えよう!これに対して気をつけるポイントは。
・オナニーショーはつまんない。(人に見せることを前提に!自分が見せられて納得できる程度にはまとめよう)
・つかみを考えよう(必要なら語りを入れてみてもいいしパフォーマンスに制限はない)
・自分なりのタイムテーブルを用意しよう。(トリックリストではなく監督としてのタイムテーブル)
・盛り上がりに波を持たせる。(大作映画だって印象に残んないつまんないシーンはあえて入ってる)
・クライマックスだけをだらだら続けない。(すごいことばっか続けてもげっぷが出てしまう)
・必殺技(キャラクターを活かせる自分独自のクライマックス)を持つ
・必殺技をちゃんと見てもらう
・最後に最大の見せ場を持ってくる。(押さえるとこは押さえよう)
・盛り上がりを冷ます終わり方を用意する(溶鉱炉にダイブしただけじゃ客は帰ってくれない)。
(または最後に一気に盛り上がって、終わりを認識させる。)
私の得意な映画の分析をフリースタイルに当ててみたので、実際のパフォーマンスとはちょっとがうとこもあるかもしれません。ただ最後のまとめはどんなことにも重要だと思うんで、チョコットだけ意識しながら生活するだけで、物の見方が変わるかも知れませんよ?
まあほとんどこれを読む人たちより、オレの方が余分に生きてるんで(精神年齢はしたかもしれないけど)年寄りのたわごとで、この程度の事は結構言えると思います。でもオレが実際に出来るわけでもないんで(笑)別に深く気にとめず。知ってれば出来るけど、知らなければ出来ないこともあるだけなんで、軽く知識として流しておいてください。