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ヨーヨーエンジニアリング 第3回糸を作って試してみよう。
糸の構造を知る意味で試しに糸を作ってみよう。ヨーヨーのパーツの中ではだれても手作りできる唯一のパーツ糸、その構造と性能を知る意味で自作してみるのが一番。海外に一人暮らしして、糸がでに入らないので、よーよーできないというかたもぜひためしてほしい。
スリックシリーズの原点となった、川元さん(コンバトラーVの中で実写ヨーヨーを実演されてた方)の究極のストリングスの作り方を紹介するので、ぜひ実践してみてほしい。
材料
一般にミシン糸として売られている30号の糸を使ってみる。(手芸用でいられているミシン糸ポリ100%がお勧め)100円ショップでも購入可能だが、手芸店などで(300円以下)で買えるのでこちらをお勧めしたい。色も選び放題だ。
用意するもの
・ドリル(またはミニ四駆)

・はてなフック2つ(または糸を引っ掛ける場所)

・糸 ポリエステル100% 30号ミシン糸(30号が基本だが、太さ色は各自調整しいてみよう)

・ヨーヨー

準備
1.必要な糸の長さの2倍+αの距離の幅にフックとドリルを配置する(ドリルの先端にもはてなフックをつけておく)。

2.ドリルとフックの間に3往復(6本)の糸を張りフックかドリルの位置で縛る。(往復でなく直線で6本引き両側で縛ってもいい)ミニ四駆の場合はタイヤの引っ掛ける。

必ずこの間の位置にたるみがないようにぴんと張った状態で準備すること。
3.ドリルを回す。時計回りに回すと一般的な右より、左に回すと、逆よりの糸になる。
このときのテンション(フックとドリル間の引っ張り)が弱いと締りの悪い糸になる。

4.ドリルを巻いていって、ちょっと近づくと糸が自身の縒りで巻き取られるぐらいまで巻く。

5.充分巻けたら中心位置にヨーヨーを置く。

6.フックドリルから糸をはずし、ヨーヨーを中心に糸を2つに折り、糸の縒りでヨーヨーを重しに2本を縒り束ねていく。

7.最後に適当な長さでフィンガーホールをつくり余分な糸をカットして完成。

製作の過程で分かったこと
・もともと2倍の長さの糸を作り2つ折することでヨーヨーを取り付ける部分のループを作る。
・糸のよりは製作時の縒りに依存する。
・糸のまとまり強度、製作時の引っ張りテンションに依存する。
・最初に敷設する糸の本数がスリック*となる。(3往復の場合はスリック6、4往復の場合スリック8)
お試しで60号(30号の半分の太さ)12本よりや綿糸を半分混ぜてみる、色の違う糸を3本ずつよってみるなどをすると、自分にあった糸が作れて面白いです。昔は、カラースト作るとすかりやすいといわれていましたが、今のYOリングレスポンスなら問題ないと思います。
ちなみに、金糸で編んだ糸は手巻き以外はバインドもできずスカるなーと思っていたらブラックが2回がけバインドすればいい、とあっさり戻してくれました。さすがセンスあるね。
糸の機能とプレイへの影響
縒りの影響
・縒りが弱いと糸の硬さがない。
ふにゃふにゃだとレスポンスにかっちり噛まないので、戻りが悪い(昔のバンスト)。与えられる回転力も小さくなる。すかりやすい
逆によりが強すぎると、硬すぎて反応がよくなりすぎる。糸の弾力がなくなる。
縒りの弱い糸

スリットの中でもふにゃふにゃでレスポンスにかまない。
縒りの強い糸

スリットの中でもかっちりまとまってるので、レスポンスによくかむ。
・テンションが弱いと
糸のまとまりが悪く、ばらけてしまう。糸の硬さに影響があるので、テンションが弱いと回転力も弱くなる。すかりやすい
スリックXX
元になる糸の量(スリック)、太さを調節することで、硬さやフィーリングなどの要素が大きく変化することができます。
最近主流のスリックシックスと、スリックエイトは同じ太さの糸を6本より、8本よりにしています。ではなぜスリックシックスのほうが太いのでしょう?
それは糸のよりのきつさが違うから。スリックエイトは、より縒りが強い糸ということです。逆に弾力がないということでもあるので、使用時は好みで選択すると良いでしょう。
・長さ
糸の長さはそのまま、あたえられる回転力の影響を及ぼす。長ければ長いほど良い。(もちろんコントロールする範囲で)

ならし
通常糸はヨーヨーに取りつけ使い始めると、初期伸びという現象により、長さ弾力が急激に変化します。初期伸びを防ぐために、使用前に引っ張っておくと多少伸びが緩和され、弾力の変化も小さくなります。
材質
ポリエステルを配合したスリックシックスの登場で、ヨーヨーシーンは激変しました。切れにくい、すかりにくい、それまで主流だった綿ストをあっさりと蹴散らしポリエステル50%綿50%配合のスリックシックスは、ストリングスの主流になりました。
そこまで何が違うのでしょう?
綿:弾力があるが強度が弱く切れやすい。熱に強い。
ポリエステル:強度はあるが弾力に乏しい、摩擦などの熱によって損傷しやすい。熱以外の素材の変化が少ないので洗って使える。
各50%:綿ほど弾力がないが、ポリより熱に強い。綿を含んでいるので洗うとどうも・・・・
材質的には一長一短、好みによるとしか言いようがありません。でもスリックシックスにはまだまだそれだけでは解けない秘密が隠されていたのです。
色
近年色鮮やかなスリックシリーズのカラーストリングができてきた。最初に出たスリックイエローは硬いがスーサイドなどのトリックがしやすい、という定評があった。やはり染料が入ると多少糸の弾力コンディションが変化するのだろう。この微妙な違いがプレーヤーの選択肢を大きく広げたといえる。が・・・初心者には殆んど変化が感じられない程度のものでもある。自分も違いのわかる男となってだばだーだーだばだーとネスカフェの飲める身分になりたいものだ。
雑談
よく旧ハイパーと新ハイパーのYOMEGA同機種を比較して今のほうが使いやすいという意見を聞く。
これは同じ金型を使っている製品で、よっぽどの材質の革新やアクセルやベアリングの変化などない限り考えられないことだ。
実は当時と一番変わっているのは糸!
BANDAIストリングス通称バンストの当時の製品はとても縒りが弱くすかりやすいものだった。
特にタイガーシャークディスクなどを使うと良く分かるが、ちょっとしたメンテのコンディションでとてもすかりやすい代物だった。
当時DIPSから配られていたペーパーにインストラクターだった長谷川さんのコラムの中でもタイガーシャークはメンテが大変でちょっとしたコンディションですぐすかってしまう。と書かれているw
しかし、今ディスクタイガーシャークを使われている方でそこまでの使いにくさを感じられている方はどれだけいるだろうか?
まあフィーリング的にいまいちといわれる人がいても、そこまですかりまくる!と思われる方はいないのではないだろうか?
違いは糸だ。当時通常の糸といえばバンストだったので、先に書いたとおり、縒りの弱いとてもすかりやすい糸だった。新ハイパーで導入されたスリックシックスその感覚の違いが新ハイパーのYOMEGA現行機種のフィーリングの差を生んでいると考えられないだろうか?
そんな、イマイチ感の強いバンストだが、てり~こと、寺田君は2004年までずっとBANDAIストリングスを使っていた。逆にバンストでないとだめという感じだったらしい。
そういえばTHPJの横田剛は綿ストを使用前に洗ってから使っていた・・・特によくなるとは思えず硬くなるだけだと思うが、人それぞれ好みも違う。
蓼食う虫も好き好きというわけではないが、やはりカタログスペックより自分にあったものをという重要なテーゼかもしれない。
皆さんも物は試しで糸の自作を試してみることをお勧めする。
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